テストインクリース(TESTNCREASE™)とは
テストインクリース(TESTNCREASE™)は、ブラックムスリ(Curculigo orchioides)とフェヌグリーク(Trigonella foenum-graecum)由来の抽出物で構成されるテストステロンブースターである。
本素材は、性機能領域において特異的に高い有用性を示す素材として注目されており、特に臨床試験においては、IIEF-15(国際勃起機能スコア)の数値を元の数値から200%以上引き上げたことが確認されている。
IIEFは、勃起機能・オーガズム・性欲・満足度など複数項目から構成される国際的な性機能評価指標であり、テストインクリースの改善幅は既存のテストステロンブースターと比較しても突出している。
また、本素材の摂取は運動介入を伴わず、サプリメントの摂取のみで遊離テストステロンを74.12%上昇させることも報告されている。このことから、テストインクリースは男性機能特化型のブースターとして位置付けられる。
<由来原料>
フェヌグリーク種子
ブラックムスリ根
<規格>
・プロトダイオシン(フェヌグリーク由来ステロイドサポニン)18%以上含有
・クルクリゴシド(ブラックムスリ由来フェノール性成分)3%以上含有
<推奨摂取量>
500mg
<性状>
粉末
<製造会社>
Cepham Inc. & Chemical Resources R&D(米国)
テストインクリース(TESTNCREASE™)の効果と作用
テストインクリースは主に 3つの分野 における有用性が示唆されている。
① 男性機能の大幅改善(勃起機能向上・精子の質の向上)
② ボディメイク効率の向上(筋肉量の維持・運動パフォーマンスの向上)
③ 気分の改善(精神的な活力・ストレス耐性の向上)
これはテストインクリースの主要成分である ブラックムスリ とフェヌグリークに含まれる クルクリゴシド および プロトダイオシン による下記の作用によるものと考えられる。
<テストインクリースの作用>
・クルクリゴシドによる精巣の保護
・プロトダイオシンによるテストステロン生成司令の強化
・プロトダイオシンによるアンドロゲン受容体の活性化
<テストインクリースの機能>
・遊離テストステロン値74.12%増加
・IIEF総合スコア106.45%改善
・性欲スコア75%上昇
・性行為満足度62.5%向上
・オーガズム機能42.8%向上
・勃起機能スコア38.9%上昇
・QOLスコア(身体活動・感情的健康・身体的健康)80%以上改善
テストインクリース(TESTNCREASE™)の研究データ
<試験デザイン>
試験方法:ランダム化プラセボ対照二重盲検比較試験
被験者:平均年齢40歳の健康な男性ボランティア
グループ:
① プラセボ群
② テストインクリース(Furosap Plus)500mg摂取群
試験期間:12週間
条件:運動介入なしで、血中遊離テストステロン、IIEFスコア(性機能)、生活の質(QOL)指標の変化を測定
<結果>
1.遊離テストステロン値の大幅な増加
遊離テストステロンは、性機能や筋力、活力の根幹を支えるホルモン指標であり、加齢やストレスの影響を大きく受けやすい。テストインクリースは、遊離テストステロンを運動の介入なしで大幅に上昇させることが確認されている。
▼遊離テストステロン:摂取により8.50 pg/mL⇒14.80 pg/mLに向上(+74.12%向上)
この変化は、加齢や生活習慣によって低下しがちなホルモン分泌を、自然な形で引き戻す効果を示しており、性機能回復・活力向上の土台を築くエビデンスといえる。
2.IIEF-15(国際勃起機能スコア)の大幅な改善
IIEF-15とは、勃起機能・性欲・オーガズム・性交満足度・全体満足度の5つのドメインから構成される、性機能の総合的な評価指標である。国際的にも広く使用されており、男性の性機能を測定するための信頼性の高いスコアとして認知されている。
テストインクリースを摂取したグループでは、IIEF-15スコアに劇的な改善が見られた。
▼IIEF-15総合スコア:摂取により31点 ⇒ 64点に向上(+106.45%向上)
IIEF-15の全ドメインスコア(最大75点中)において、テストインクリース摂取群はベースライン時に31点だった総合スコアが、12週後には64点まで上昇。つまり 33点(106.45%)の改善がみられた。
なお、個別の各項目でも以下のような大幅な改善が見られている。
・勃起機能:11点 ⇒ 18点に向上(+7点、63.63%向上)
・全体満足度:11点 ⇒ 23点に向上(+12点、109.09%向上)
・オーガズム機能:4点 ⇒ 7点に向上(+3点、75.00%向上)
・性的欲求:2点 ⇒ 8点に向上(+6点、300.00%向上)
・性交満足度:3点 ⇒ 8点に向上(+5点、166.66%向上)
プラセボ群はいずれも微増にとどまっており、テストインクリースの摂取有無による差は顕著であった。
3.生活の質(QOL)の多面的改善
テストインクリースの摂取により、IIEFスコアやホルモン値だけでなく、日常生活全体の充実度を示すQOL指標にも顕著な改善が見られた。とくに評価されたのは以下の3項目である。
・身体活動:+83%
・感情的健康:+80%
・身体的健康:+80%
これらの結果は、テストインクリースが単に「ホルモン数値を上げる素材」ではなく、パフォーマンスとウェルビーイングを改善する総合的な機能性素材であることを裏付けている。
補足
試験期間中、重大な副作用や有害事象は報告されておらず、心血管・肝腎機能・血糖値・脂質代謝に対する影響も認められなかった。結果、テストインクリースの使用は安全であると結論付けられている。
※テストインクリース(TESTNCREASE™)はCEPHAM社の商標です。